ブログ・お知らせ
- 2013年11月24日
- 日記
様々なトレーニング
私の治療院に研修生が来る事があります。
研修生もチームを担当している場合があり、自分で考えたトレーニングの意見を聞いてきます。
この時私はこんな質問をします。
[組んだトレーニングメニューを自分自身試したのか?]
この質問をすると決まって[メジャーリーグのトレーニングメニューを参考にした]等の答えを返してきます。
つまり自分は行っていないが、強いチームがやっているのだから結果を出せるはずだ。という訳です。
しかし、これは疑問に感じます。たしかに強いチームは研修生の言うトレーニングを行なっていますが、果たしてこのおかげで強いチームになったのでしょうか?
チームが勝つには他の色々な要素が絡んできます。
我々コンディショニングを担当するスタッフはまず個人の能力が大切です。
簡単に言えば、チームの成績と個人的な能力は分けなくてはいけません。
怪我人だらけでチームが優勝しても行なっているトレーニングが正しいと言えるでしょうか?特に野球は相手があるスポーツです。
良い当たりが正面をつけばアウト。逆にどん詰まりでも落ちればヒット。
我々は勝負に勝つか負けるかではなく、勝つ為の準備が出来ていたかどうかが問題なのです。
その為には自分自身がトレーニングを行い、そのトレーニングが必要な能力を向上させられるか試さなければいけません。
味見をしない料理人では美味しい料理を提供出来ないはずです。
冒頭に戻りますが、そもそも強いチームのトレーニングをそのまま真似ていては、そのチームを上回る事は出来ない訳です。何となく寂しいですよね。やるからには上回りたいものです。