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野球肩、野球肘について(2)

  •  投球障害が起こる原因は主に以下の物があげられます。
  • ・筋力不足
  • ・フォームの悪さ
  • ・オーバーユース(使い過ぎ)による疲労
  •  よく軟式ボールから硬式ボールに変えたら急に肩や肘が痛くなったという話があります。ボールが重くなる分身体の負担が多くなり、肩、肘に疲労が溜まり痛みとなっていくのです。

 皆さんがキャッチボールをする場合、雨に濡れた重いボールと新品の軽いボール、どちらを選びますか?と聞かれたらほぼ全員が新品の軽いボールを選ぶと思います。軽いボールの方が身体に負担がかからず投げやすいのは全員に共通する事です。

 野球を行う場合、全ての選手が同じ重さのボールを使わなくてはいけません。筋力の強い選手は筋力に乏しい選手に比べボールを軽く扱う事が出来ます。この為、多くの練習に耐える事が可能になります。

 プロ野球は大きな身体で筋力の強い選手が多いです。階級別の競技ではない野球において、身体が大きく筋力の強い選手が有利なのはもちろんですが、筋力の強い選手の方が多くの練習に耐えられる事が大きな要因となります。筋力不足の選手は練習で疲労が溜まりやすく、怪我に悩まされる事が多いのです。

 身体に負担の少ない良いフォームを身に付けるには練習しなくてはならず、練習に耐えられる身体でないと良いフォームは身につかない、野球において技術と筋力は両方とも重要な物です。

 当院では怪我を予防し、競技に有利になる身体作りの為にパーソナルトレーニングを取り入れております。多くの選手を指導してきましたが、トレーニングで身体作りをしっかり行う選手の方が圧倒的に怪我が少ないです。

 パーソナルトレーニングは基礎種目をメインにトレーニングフォームを最重要視して、オーバーユースを避けながら筋力を求めていきます。

 ウエイトトレーニングは普段使わない重さを扱う為、量、頻度、種目を間違えるとオーバーユースに陥りやすくなります。他に技術練習がある競技では尚更です。

 トレーニングは計画を間違えると、一生懸命な選手ほど怪我をしてしまいます。まずは丁寧なカウンセリングを行い、トレーニングの説明、その後しっかりとしたトレーニングフォームから指導させて頂きます。

 随時ジム見学やパーソナルトレーニングの質問等受け付けておりますのでお申し付け下さい。

 ここまで読んで頂き、ありがとうございました。