ブログ・お知らせ
- 2014年08月13日
- 日記
久しぶりの更新です
12日にNHK BS1の野球魂で慎也さんが古田さん、金本さんと出演し、2千本安打の話が放送されました。その中で私とのトレーニングの紹介があり(恥ずかしながら私の昔のボディビルコンテストの写真つきで)2千本安打達成の要因の一つがこの際の筋力の獲得であった事を上げて頂いて、大変名誉な事でした。
しかし、今年は残念な事に村中君の怪我での出遅れがありました。彼の大きな怪我は三年ぶりです。
彼も慎也さん同様、オフシーズンにハードなトレーニングを行い、回復を促すマッサージや針を行ってきました。しかし、今回怪我を防ぐ事が出来ませんでした。
私の考えは怪我発生の大前提として(疲労に回復が追い付いていない)というのがあります。どんな理由があろうと、疲労性の怪我は回復しきれていない証拠なのです。
私のクライアントにもう一人中村悠平選手がいます。
彼の今年は村中君とは逆にシーズン最初から好調でオールスターまで出場しました。
同じトレーニングをして同じようにケアをしているのに、なぜ結果は対称的だったのか?
先ほど述べたように、どんな理由があろうが、村中君には回復を追い付かせる事が出来なかった為です。個人トレーナーとしては仕事が出来ていない事になります。彼は自分の責任ですと逆に慰めてくれましたが、完全に私の管理ミスだと思っています。
このような事を防ぐ為、彼に更に練習量のコントロールを求めました。
なぜなら、どうしても過多の練習では回復が追い付けないからです。
これは管理ミスを棚に上げる意味ではなく、大前提である(疲労に回復が追い付いていない)事を防ぐ為です。残念ながら治療をすれば何でも行って良い訳ではないのです。
慎也さんのような結果は、全てが上手く出来た時に現れる事だと思っています。
中村君は慎也さんが引退する際に紹介して頂き、昨オフから組む事になりました。印象的だったのが初めて会った時(原沢さんが慎也さんに行ってきた事を、僕にもお願い出来ますか?)と言われた事でした。
これは私にとっては一番嬉しい評価のされ方でした。中村君は慎也さんを尊敬しているのですが、彼のような選手になりたいと私をトレーナーとして選択してもらえるのは幸せな事です。
最近はクライアントの二人がバッテリーで阪神に2連勝と嬉しい事も増えています。
後半戦に入り試合も少なくなりましたが、選手の期待に添えるよう、出来る限りの事を行いたいと思います。