ブログ・お知らせ
2014年1月
- 2014年01月19日
- 日記
村中選手のトレーニング
今日は村中選手のトレーニングでした。村中君とは慎也さんに紹介されて治療院にきたのがきっかけでした。
彼の個人トレーナーとして五年目ですが、様々な事がありました。
最初の年が11勝。奪三振王のタイトルを最終試合まで前田健太選手と争いました。
それから良いシーズン悪いシーズンありましたが、考え方はブレていません。
オフに強い筋力を獲得して、シーズンはいかに体調を維持していくか。
トレーニングや治療も本当にまじめにやります。今日のトレーニングでは190ポンド(約85キロ)のワンハンドローイングを行いました。私がみてきた選手の中で一番重い重量を使えるようになりました。とんでもない重さです。
ウエイトトレーニングに対し、筋肉が硬くなる、見かけだけの筋肉だ…等否定的な声があるのは知っています。
しかし私はウエイトトレーニングが間違っているのではなく、ウエイトトレーニングのやり方が間違っていると思っています。
ウエイトトレーニングは筋力をつける為に行います。その為には強い負荷をかけなくてはいけません。
しかし、強い負荷をかけるという事は身体に負担がかかります。
これを理解せず行っていればオーバーワークにより筋肉は硬くなり柔軟性を失います。
彼はこの事を理解してくれていますのでトレーニングも治療も指示通りしっかり行ってくれます。
今年、先発ローテーション争いは皆同じスタートラインだと思います。
しかし、彼本来の実力を出せればローテーションより開幕投手争いが出来ると思っています。もちろんタイトルも狙えるはずです。
彼は勘違いされがちですが、見かけとは違い熱い選手です。信じた事や目標に向かって全力でやります。
それにより出た結果を受け止める事も出来る選手です。
結果だけ見られる世界で生き残るには大変な事です。私も全力でサポートしたいと思っています。
治療院を経営している私がいつもトレーニングの事ばかりでしたので、今日は治療についてお話したいと思います。
よく患者様から(針やマッサージ、整体等あるけど、どれが効くの?)と聞かれる事があります。
前のブログで(痛みは筋肉が硬くなる事により発生する)と書いています。
急性な怪我で炎症がある場合は除いて、痛みをとるには筋肉の硬さがとれれば良いのです。
治療方法は何を選択しても良いのですが筋肉が柔らかくならなければ意味のないものになります。
私の場合、患者様に治療方法の希望がなければ、一般的にはマッサージ、深い場所に硬さがある場合に針を選択します。反応は人様々で針で凄くほぐれる場合もありますし、あまり反応が出てくれない場合もあります。その場合はマッサージをメインに治療します。
色々な治療を受けても治らず当院に来られる患者様は、大抵治療部位を間違えられています。
同じマッサージや針でも治療部位が正しくなければ効果があがりません。
私の場合、患者様の治療をする度症状の変化を伺い、効果が上がった方法を継続していきます。効果が出ない治療法を続けていたら辛い期間が長く、治療費もかさんでしまいます。早くベストな治療法を見つけて、それを継続すれば最少の治療で終わらす事が出来ます。
整体行為は選択しません。理由は、まず私が効果を信じていない事です。
他には安全性の問題もあります。
それに骨は筋肉により動かされます。筋肉が正常な硬さに戻れば骨格も自然に戻るからです。これは寒い場所にいくと肩の筋肉が硬くなり肩をすくめ、暖かい場所に戻ると緊張がとれて元の位置に戻るのを考えて頂ければ分かりやすいかと思います。
治療もトレーニングも同じで効果があるだけではなく、いかに安全に効果を得られるかが重要と思っています。
患者様の状態によってはより詳しい検査が必要な場合があります。
骨折や靭帯断裂等はマッサージで治る物ではありません。
患者様は誰に治してもらうかより、まずは治る事が重要なはずです。
必要がある場合は専門のドクターに紹介状を書き、しっかりとした検査、治療を受けれるようにしています。
病気になりたくてなる人はいません。なるべく早く痛みが取れるように、今後もベストな方法を患者様に提供していきたいと思っています。
- 2014年01月04日
- 日記
怪我を予防出来る身体とは?
怪我を防ぐにはしっかりとした身体作りと言われます。しかし、この怪我をしない身体とはどのような身体なのでしょうか?
この事を理解するにはまず、なぜ怪我が発生するかを理解しなければいけません。発生理由を理解出来れば予防も可能になります。当たり前の様に感じるかもしれませんが、これが意外と難しい事なのです。
例えば(筋力が弱いと怪我をしやすい)と聞いた事はありませんか?この事について間違った理解をしてしまうと更に怪我を増やしてしまいます。
プロ野球選手のように筋力が強くても怪我をします。逆に筋力に乏しい小さい子が野球を始めた途端に全身が痛いという話は聞いた事がありません。
しかし、矛盾するようですが、筋力がない選手は怪我をしやすくなります。これがなぜかをしっかり理解出来れば大幅に怪我を減らす事が出来ます。その為に、まず怪我の種類と発生原因を理解していきましょう。
怪我には主に2種類があります。
1 急性的な怪我(打撲、捻挫等)
2 慢性的な怪我
今回は努力次第で大幅に防ぐ事が出来る2の慢性的な怪我についてお話します。
痛みというのは筋肉、腱等の組織に疲労物質が蓄積し硬くなる事により発生します。つまり競技により疲労が過度になると痛みとして発生する訳です。
冒頭でお話した(筋力が弱いと怪我をしやすい)は(筋力が弱いと疲労物資が溜まりやすく怪我をしやすい)と解釈しなくてはならないのです。これは似てるようで大きな違いがあります。
強い筋力を持っていても疲労が溜まれば痛みが出ますし、逆に筋力に乏しくても疲労がなく筋肉が柔らかい状態であれば痛みは出ません。
痛みの発生は筋力が強いか弱いかではなく、筋肉が硬くなる事により起こります。実際に私の治療院に来院する選手は皆筋肉が硬くなっています。
道具を扱う野球において筋力がなければ疲労が早く蓄積し、筋肉が硬くなりやすくなります。
筋力が豊かであれば道具を軽く扱える為疲労が溜まりにくく、結果的に怪我をしにくくなります。プロ野球選手に身体の大きな選手が多いのは筋力が強い為にハードな技術練習に耐えられたともいえます。
筋力を得る事により怪我の予防にはなるのですが、筋力を得るためにはトレーニングをしなくてはいけません。しかしこのトレーニングで疲労が溜まり怪我を増やしては全く意味がありません。トレーニングのやり方を間違えると怪我の予防が怪我を作る原因になってしまいます。重要な事はいかに安全に筋力を手に入れるか、という事です。
選手が怪我なく全力でプレー出来るように、指導者の方や保護者の方に正しい知識を持って頂きたいと思っています。
その為に是非セミナーコース等を御活用下さい。私が行ってきた選手へのトレーニングやコンディショニングを例に詳しくお話させて頂きます。
- 2014年01月01日
- 日記
明けましておめでとうございます
新年明けましておめでとうございます。
今年も皆様のお役にたてるよう精一杯努力して参りますので、宜しくお願い致します。